マエケン“試練”の中5日 球審負傷でリズム乱れ勝敗つかず

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 前田にとって、中5日で臨んだこの日のパドレス戦は「試金石」といえた。

 開幕3連勝の後、3連敗。3つの黒星はいずれも中4日で臨んだ試合でのもの。チームは現在、20連戦の最中。ロバーツ監督は18日、「先発に1日多く休みを与える。先発全員にとっていい休養になるだろう」とローテーション投手を1人増やしたものの、以来、4連敗。「先発にとっていい休養」どころか、開幕ダッシュに成功したチームは借金生活に突入した。

 ドジャースは投手陣が豊富だ。前田が中5日でもこのまま結果を出せないようなら代わりはいくらでもいるし、そもそも前田の年俸は3億円。辛抱しても使い続けなければならないほどの金額ではない。

 登板間隔を1日増やしたこの日の投球内容は、今後の起用法に影響する可能性がある。

 なお試合は両軍譲らず、延長戦に突入した。

 両チーム合わせて計16人の投手をつぎ込んだ。ドジャースは十五回の好機に8番手左腕ハウエルの代打に、エースでサイ・ヤング賞左腕のカーショウを送る(結果は遊ゴロ)など、まさに総力戦だった。

 試合時間5時間47分は今季最長だった。

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