プロレスラー中島洋平 メキシコ修業時代はギャラ“200円”

公開日: 更新日:

 全日本プロレス期待の若手レスラーは、メキシコでの修業時代、レスラーならではの貧しい生活を繰り返して……。

 2004年、「闘龍門」という団体に入門したら、3カ月後に団体が分裂してクビになって。地元の函館に戻ってバイト生活をしてから再び上京、他の団体の練習生になりました。20歳の時、メキシコに渡り、単身で修業を始めてからがスゴい貧乏。金はないし、メキシコ生活には慣れないしで、大変でしたね。

 メキシコはプロレスが盛んで、スターレスラーは年間1億円とか稼ぎますけど、僕の場合、試合のギャラが安い時だと20ペソ。1ペソが10円くらいなんで、200円(笑い)。物価が安いとはいっても、タコスが15ペソするので、タコス食って終わり。バス代も15ペソくらいしたし。メキシコには街の至る所にプロレスの道場があって、お金を払って練習に通うんですけど、1回の使用料が50ペソで試合のギャラよりはるかに高い。

 試合には年間50試合くらいしか出してもらえないから、完全に赤字。バイトしようにも賃金が安く、二束三文にしかならないので、しょっちゅう親に電話してお金を送ってもらってました。食事はメキシコで流通してる安いタイ米を鍋で炊いて、日本から送ってもらったフリカケをかけて食べたり。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です