ヤンキース田中4勝目ならずも…中4日は勝利量産チャンス

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 今後も中4日での登板が続けば、体への負担はさておき、相手には恵まれる。

 この日のエンゼルス戦(西地区4位)を皮切りにタイガース(中地区4位)、ツインズ(中地区5位)戦2試合と下位球団との対戦が続く。相手投手も二線級ばかりで、11日のタイガース戦こそエースで11年のサイ・ヤング賞右腕バーランダーの登板が予想されるが、今季は不振。ここまで12試合で5勝5敗、防御率3.97。速球、変化球とも全盛期ほどの威力、キレはなく、サイ・ヤング賞右腕の面影はうせている。唯一、手ごわい相手といえるのは、右肘手術から復活したダルビッシュのレンジャーズ(西地区首位)ぐらいなものだ。月末に激突するそのレンジャーズにしても、順番通りならハメルズ(5勝1敗、防御率3.39)、ダル(2勝0敗、同3.38)の左右両エースとは投げ合わない。

 田中が最少失点で6~7回を投げ切れば、セットアッパーのミラー、守護神チャップマンらのリリーフ陣が控えているだけに白星を手にすることは可能だろう。

 ここに来て主軸のテシェイラが右膝を痛めて故障者リスト入りするなど今後も苦戦を強いられるが、チーム状態が厳しい時こそ、エースとしての真価が問われる。

 田中はくみしやすい相手から確実に白星をもぎ取ることが役割だ。

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