ルーニー投入でも勝てず…イングランド思惑外れB組2位に

公開日: 更新日:

 フランスで開催中の欧州選手権(ユーロ)で優勝候補に挙げられているイングランドは、3戦目のスロバキア戦(日本時間21日午前4時キックオフ)の先発を2戦目ウェールズ戦から主軸MFルーニーを含め、6選手をガラッと入れ替えた。

 指揮官ホジソンの思惑は「大黒柱のルーニーを休ませた上で勝ち点3を奪い、グループリーグB組を首位で通過することだった」とは現地取材中のサッカージャーナリスト・元川悦子氏である。

 前半を0―0で折り返すと後半はスロバキアが攻勢を強め、ホジソン監督は11分、主導権を奪い返すためにルーニーを投入した。ボランチに入ったルーニーだが、チームメートの流動的な動きを見て左右両サイド、トップとポジションを変えて攻守のつなぎ役をこなしながらチャンスメーク、シュート、セットプレーのキッカー、そして献身的な守備と大忙しだった。

「ホジソン監督もチームが“ルーニー依存症”であることを分かっているからこそ、決勝トーナメントを見据えて休ませようとしたのでしょう。しかし、ルーニーがどんなに頑張ってもシュート計27本(枠内5本)で無得点と決定力不足は相変わらず。イングランドはグループリーグ2位通過となり、決勝トーナメント1回戦でF組のポルトガルと対戦する可能性も出てきた。スロバキア戦で勝ち点3を取れなかったことが、どんな悪影響をもたらすのか? 注目されます」(元川氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???