ルール研究家指摘 全米OP覇者ジョンソンは「無罰が正解」

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 後味の悪い幕切れだった。今年の全米オープンゴルフ(米ペンシルベニア州オークモントCC)は、D・ジョンソンが通算5アンダーで優勝のはずが、ラウンド後に1罰打を科された。

「トラブル」が生じたのは、この日の5番グリーン。ジョンソンがパットをしようとパターをグリーンに置いた直後にボールがわずかに動いた。競技委員を呼んで確認すると、この時は無罰。ところが、12番をプレー中に別の競技委員から「ボールが動いた原因は不明なので終了後に確認する」と言われ、「処分保留」のままプレー続行。ホールアウト後に「パターをグリーンにつけた直後にボールが動いた。それが原因とするのが妥当」と説明され、罰を受けたのだ。仮に2位選手と1打差だったら同スコアで並ぶことになっただけに、「あり得ない判断」という声が選手間から多数出た。

■なぜペナルティーを科したのか

 ゴルフルール研究家のマイク青木氏は「5番で無罰の裁定を下した競技委員はボールが動いた状況は見ていない。映像を見た競技委員が疑問を持ち、ラウンド後に数人の競技委員がジョンソンに詳しく話を聞くという判断は誤っているとは言えない。でも、ジョンソンは無罰が正解です」といってこう続ける。

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