二軍戦好投で支配下選手に昇格 ヤクルト由規リハビリ秘話

公開日: 更新日:

「課題を克服しながら、順調に来ている」

 22日、ヤクルト由規(26)が二軍の巨人戦で先発。5回2失点で8三振を奪い、手応えを口にした。

 高卒入団3年目の10年に、当時、日本人最速となる161キロをマークするなど12勝を挙げたが、11年に右肩痛を発症し、13年には右肩を手術。12年から昨年までの4年間、一軍登板から遠ざかり、昨オフには育成選手に降格していた。

 この日は、衣笠球団社長、小川SD、真中監督、高津投手コーチが視察に訪れた。初回から飛ばして最速は151キロ。三回には失策が絡み2点を失ったが、巨人岡本を3打席連続三振に打ち取るなど好投、支配下選手に昇格することが決まった。

「手術前、5軒ほどの病院で診察を受けたが、右肩痛の原因はなかなか明らかにならなかった。13年に行った手術は結局、右肩腱板など複数箇所に及び、ソフトバンクの松坂とほぼ同じものでした。手術後もしばらくは日によって肩の調子が変動し、痛みや違和感が出ると、登板間隔を空けざるを得なかった。せっかく肩ができ、投げる感覚を掴んだと思っても、回復を最優先せざるを得ず、また肩をつくり直すという状態が続いた。投げたくても投げられないことが、何よりもどかしかったはずです」(マスコミ関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?