打率4割超で交流戦MVP獲得 ソフトB“春の城所”ついに卒業

公開日: 更新日:

 もう「春の風物詩」なんて言わせない。

 交流戦MVPを獲得したのが、ソフトバンクの城所龍磨(30)だ。交流戦(15試合)に限れば、打率.415は12球団トップ。5本塁打、12打点、6盗塁と多岐にわたる活躍を見せた。巨人戦では2打席連続本塁打、19日の阪神戦ではプロ13年目にして自身初の満塁弾を放っている。

 岐阜県の中京高校から、03年ドラフト2巡目でダイエー(現ソフトバンク)入り。当時から守備・走塁のスペシャリストという位置づけだった。

「春の城所、秋のCS」といえば、球団名物のひとつだった。

「昔のウチはプレーオフやCSにめっぽう弱かった。シーズン1位だった04、05、10年を含め、過去10回ポストシーズンに出場しながら、日本シリーズ出場はわずか3回。うち2回は昨季と14年ですからね。一方の城所はキャンプ中の練習試合やオープン戦では不思議と打つのに、開幕するや失速。結局、守備固めや代走に落ち着くというパターンだった。性格は非常にマジメ。『センスだけで野球をやっている』と言われることもあるが、人の2倍も3倍も練習する。むしろオーバーワークによるケガが多かったほどです。さらに運も悪く、一軍昇格直後やチームの危機といった時期に限ってケガが重なっていた」(球団OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?