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ケニヤッタ小林

ケニヤッタ小林(小林俊一) 1942年、神奈川県生まれ。横須賀高校時代は陸上選手だったが、本人によれば「超二流選手」。早大卒業後にサントリー入社。営業マンとして勤務した後、34歳で退社しケニアに行く。スワヒリ語を学び、ケニア陸連、ケニア五輪委員会に顔を売り、スポーツライター兼スタッフとしてケニア・ナショナルチームに同行。五輪や世界陸上を取材。同時にケニア人ランナーを日本の高校、大学、実業団チームに斡旋。ケニア在住39年。

<第2回>イカンガーがレースを引っ張った選考会の翌日…

公開日: 更新日:

 ジュマ・イカンガー。マラソンファンにとっては懐かしい名前だろう。その彼にマラソン転向を勧めたのが小林俊一氏だった。

 39年前の77年。小林氏が初めてケニアの地を踏んだ秋、タンザニアで東アフリカ3カ国対抗陸上が開催されたときだ。

「当時の私はスポーツライターの肩書で… 

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