夏は7年ぶり 東北・我妻敏監督が語る「伝統校の重圧」

公開日: 更新日:

――08年夏に監督となりましたが、10年に一度、退任しています。どういう経緯だったのですか?

「1度目の監督になったときは、部内で不祥事があり、(前任で校長の息子の)五十嵐監督は辞めることで責任を取る、コーチだった私は残ることで責任を取るということになりました。状況次第で五十嵐監督が復帰するということも念頭に入れながら、というのはありました」

――13年夏に2度目の監督となったわけですが、監督交代が多い学校ゆえのやりづらさを感じることはありませんか?

「それはありませんね。五十嵐先生は今も学校で教壇に立っておられますが、監督を経験されているので、私がやりやすいように見守っていただいてますし、校長先生にも全面的にバックアップをしていただいてます。ですから、あとは勝つだけだよという状態の中で、ようやく甲子園出場という結果で、いうなれば恩返しすることができ、ホッとした部分もありますね」

――今回は監督にとって2度目の夏です。

「(苦笑いを浮かべて)浦島太郎状態でわからないことが多いですけど、7年前はちょっとカッコつけた言い方をすれば、自分がキャプテンのつもりでやりました。若かったこともありますし、監督になって1年という短期間で、それこそ全面的に感情を出しまくって、自分が生徒たちを引っ張っていこうと」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動