スカウト大注目の履正社・寺島成輝 “大会No.1投手”の真贋

公開日: 更新日:

 出場校の中で最も前評判の高い投手が履正社の寺島成輝(3年)だ。

 7月31日の大阪大会決勝で金光大阪相手に12奪三振の完封勝利、自身初の甲子園切符を手に入れた。最速149キロ左腕に対してはすでに巨人ソフトバンク阪神などがドラフト1位候補に挙げている。

「中学時代から、同世代ではトップ級の評価だった。140キロ台の力強い速球をコンスタントに投げられる。左腕でカーブが良いうえに、コントロールもいい。右打者への内角低めを含め、コーナーにも投げ分けることができる」というのがネット裏のスカウトたちの評価。

 セのさるスカウトもこう言った。

「履正社は2番手左腕の山口もプロ注目の好素材だけに、予選での登板はほぼ半分ずつ。寺島は予選8試合中4試合、計29回しか登板していませんからね。疲労の蓄積は心配ないし、甲子園ではフル回転が期待できる。183センチ、85キロと立派な体格をしているが、太りやすい体質と聞く。今夏は問題なくても、プロに入ってからはしっかりとした体重管理が必要になるでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態