スカウト大注目の履正社・寺島成輝 “大会No.1投手”の真贋

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 出場校の中で最も前評判の高い投手が履正社の寺島成輝(3年)だ。

 7月31日の大阪大会決勝で金光大阪相手に12奪三振の完封勝利、自身初の甲子園切符を手に入れた。最速149キロ左腕に対してはすでに巨人ソフトバンク阪神などがドラフト1位候補に挙げている。

「中学時代から、同世代ではトップ級の評価だった。140キロ台の力強い速球をコンスタントに投げられる。左腕でカーブが良いうえに、コントロールもいい。右打者への内角低めを含め、コーナーにも投げ分けることができる」というのがネット裏のスカウトたちの評価。

 セのさるスカウトもこう言った。

「履正社は2番手左腕の山口もプロ注目の好素材だけに、予選での登板はほぼ半分ずつ。寺島は予選8試合中4試合、計29回しか登板していませんからね。疲労の蓄積は心配ないし、甲子園ではフル回転が期待できる。183センチ、85キロと立派な体格をしているが、太りやすい体質と聞く。今夏は問題なくても、プロに入ってからはしっかりとした体重管理が必要になるでしょう」

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