巨人がドラ1方針転換 高校BIG3回避で元“都立の星”狙い

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 大学生では田中正義(創価大)、柳裕也(明大)らが1位候補に挙げられている。その中で評価を上げているのが、7月に行われた日米大学野球選手権でエース格として活躍した最速153キロ右腕の佐々木千隼(桜美林大)だという。

■縦・横2種類のスライダーのキレは抜群

 佐々木はこの大会の開幕投手に抜擢されると、3人の巨人スカウトが見守る中で、7回3安打1失点、12奪三振の好投を見せた。2年夏には、巨人二軍とのオープン戦で3回無安打5奪三振の結果を残している。

「日野高校時代は西東京でベスト8進出。『都立の星』と呼ばれ、注目を集めた。大学に進学して体も大きくなり、下半身も強くなった。縦、横2種類のスライダーのキレもよく、投球の安定感はアマ球界屈指です」(セ球団スカウト)

 桜美林大は寮がないため、佐々木は自宅通学している。下級生の時にはスーパーでアルバイトをしながら野球に打ち込んだ。栄養士の資格を持つ母が食事管理をする。決して環境には恵まれていないが、過去に都立高出身者のドラフト1位はひとりもおらず、東京が本拠地の巨人にとって「都立の星」は話題にもなる。

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