巨人がドラ1方針転換 高校BIG3回避で元“都立の星”狙い

公開日: 更新日:

「高校生よりも大学、社会人を優先するんじゃないか」

 巨人の周辺から、こんな声が聞こえてくる。

 作新学院の優勝で終わった夏の甲子園。今秋ドラフト1位候補に挙がる寺島成輝(履正社)、藤平尚真横浜)、高橋昂也(花咲徳栄)の「ビッグ3」に加え、優勝投手となった今井達也(作新学院)ら高校生の評価について、巨人内では洗い直しが行われている。放送関係者がこう言う。

「巨人は甲子園期間中、とくに寺島に注目していた。堤GMが甲子園で2度も投球を視察したくらいだからね。『Aランク』の位置づけに変わりないが、ベスト16で敗退したこともあり、1年目からすぐに先発ローテでフル回転できるまでの力があるのか、育成する時間が必要なのではないか、という声が内部にも出てきているようだ。そこで浮上するのが大学、社会人の1位指名。チームは首位の広島と8ゲーム差で、2年連続V逸の可能性が高い。至上命令である来季の優勝奪回を果たすには、菅野、田口に次ぐ即戦力の先発投手が必要不可欠だからね」

 巨人は昨秋ドラフトで1位に桜井俊貴(立命大)、2位で重信慎之介(早大)と大学生を指名した。昨年、笠原将生らが起こした野球賭博事件の影響で、「即戦力」と「学歴」を重視した。その桜井らも結局は戦力にならず、昨年以上に「即戦力」が必要なチーム事情があるのも確かだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状