権藤博 — 著者のコラム一覧

権藤博野球評論家

１９３８年１２月２日、佐賀県鳥栖市生まれ。鳥栖高からブリヂストンタイヤを経て６１年に中日入り。１年目に３５勝１９敗、防御率１．７０という驚異的な成績を挙げ、最多勝や沢村賞などタイトルを総ナメに。連投に連投を重ねる姿に「権藤、権藤、雨、権藤」の流行語が生まれた。６８年に現役引退後は各球団の投手コーチを歴任。横浜で初の監督に就任した９８年にはいきなりペナントを制し、３８年ぶりの日本一に導いた。

権藤博の「奔放主義」

“ツーナッシングから一球外す”はまったく意味がない一球

公開日：2016/09/09 17:00　更新日：2016/10/17 04:37

巨人の菅野は高めを有効に使っている（Ｃ）日刊ゲンダイ

「おっ、３球勝負にいきましたよ！」

　投手がツーナッシングと打者を追い込み、３球目にストライクゾーンへ球を放ると、中継のアナウンサーが驚いたようにそう言うことがある。

　カウント、ノーボール２ストライクという場面では１球外すのが当たり前――というのが、それだけ常識とし…

この記事は会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

今すぐ登録ログイン

【連載】権藤博の「奔放主義」

前の記事 25年ぶり優勝のためにも広島・緒方監督は“昼行燈”になれ 2016/08/26 17:00
次の記事現役25年に幕三浦大輔のすべてが詰まっていた最後の登板 2016/09/24 07:00

この連載の一覧を見る