肩こりの改善に内服薬が使われるケースがある…湿布だけではない
「肩こり」というと、外用薬を思い浮かべる方も多いと思いますが、つらい痛みや張りに対しては内服薬が使われるケースもあります。ただし、「肩こり=クスリ」とは限りません。肩こりの多くは、猫背や前かがみ、長時間同じ姿勢を続けること、運動不足、冷え、ストレスなどで首から肩の筋肉が緊張して起こります。基本は生活習慣の見直しになりますが、ここでは対症療法としての内服薬について紹介します。
ロキソプロフェンやイブプロフェンといった「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」といわれる鎮痛薬は、炎症と痛みを抑えます。副作用としては、胃潰瘍や消化管出血、腎機能の低下、むくみなどに注意が必要で、特に高齢者は腎臓などの働きが低下しやすい場合があるため、連用は避けたほうがいいでしょう。
また、「アセトアミノフェン」も選択肢となります。NSAIDsよりも胃や腎臓への影響は少ないですが、過量服用により肝障害を起こす恐れがあります。かぜ薬などにも同じ成分が入っていることがあるので、成分の重複に要注意です。
筋肉の緊張をゆるめるエペリゾンやチザニジンといった「筋弛緩薬」や、同様に筋弛緩作用を有するエチゾラムという「精神安定剤」が処方される場合もありますが、いずれも眠気、めまい、ふらつきが出ることがあります。そういった副作用は、特に高齢者では転倒や骨折につながる可能性があります。服用後に足元が頼りない、ぼんやりすると感じたら、無理をせず医師や薬剤師に相談しましょう。


















