あまりの痛みに決断…タレントの幸野ゆりあさん慢性扁桃炎の手術を振り返る
幸野ゆりあさん(タレント/35歳)=慢性扁桃炎
「口蓋扁桃摘出手術」を受けたのは今年の7月30日です。違和感は退院後もしばらく続きましたが、今は長年の悩みから解放されてスッキリしています。
耳鼻科で最初に手術の話が出たのは約10年前です。毎年1、2回、多い時は3回扁桃を腫らし、そのたびに高熱を出して喉や首のリンパが痛くなるので、いつも抗生物質を処方してもらっていました。市販の風邪薬では治りません。けれど、手術となれば1週間入院をしなければなりませんし、費用も15万円ほどかかってしまうと聞いたので、なかなか決断できませんでした。
ちなみに「扁桃」は喉の両脇にあるこぶのようなものです。
薬を飲めば2、3日で熱や痛みは治まりますし、年に1、2回程度なら手術するほどでもないと思う人もいるでしょう。でも、治りかけてからの数日間がじつは結構悩ましいものでした。治りかけの喉の奥を鏡で見ると、左右の扁桃に白い膿のようなものがボツボツと不気味に現れるのです。しかもなかなか取れません。
これは免疫細胞が細菌やウイルスと戦ったあとの残骸で、「膿栓」というものだそうです。食べかすなどと一緒に扁桃の細かいくぼみにたまって白い塊になります。やがてのみ込んだり、うがいなどで自然に排出され、体に害はないものですが、数日間は何とも言えない違和感とにおいをもたらします。
膿栓は別名「におい玉」とも呼ばれて口臭の原因になるものなので、ずっと悩みの種でした。私は扁桃が腫れること自体よくある普通のことだと思っていたのですが、必ずしもそうではないことを知って、ますます自分の喉の状態やにおいが気になり始めました。
そして昨年、半年の間に2回扁桃がパンパンに腫れたとき、あまりの痛みに「やっぱり手術を受けよう」と思い、医師に相談しました。
そもそも扁桃摘出手術を推奨される目安は、年に4回以上扁桃が腫れる人で、私のように3回以下の人はちょうど“どっちでもいい”絶妙な立ち位置です。担当医いわく「やってもいいし、やらなくてもいい」……つまり、自分次第ということでした。
扁桃摘出手術の体験談を読みあさりました。強い痛みがあることに加えて、口の中の環境が変わるので声に影響が出る可能性があることが心配でした。喉の中は縫えないのでレーザーで焼くということや、できたかさぶたが自然に剥がれる前に食べ物が引っかかるなどして無理に剥がれたりすると、出血して感染症になるリスクもあるといったことも知りました。
それでも決断したのは、この1、2年発熱がなくても膿栓ができることが増えていたからです。鏡で喉の奥を見るまでもなく、「あ、膿栓いるな」とわかるくらい慢性化していました。


















