低予算球団が“場外試合”でも主役に…ブルワーズ&レイズの格安主力に金満球団が熱視線
米大リーグのワールドシリーズ(WS)は日本時間29日、第5戦(フロリダ州セントピーターズバーグ)を行い、ブルワーズが4勝1敗でレイズを下し、球団創設58年目にして初の世界一を成し遂げた。MVPには正捕手として攻守両面でチームを牽引したウィリアム・コントレラス(28)が選ばれた。
シーズン終了を受けて大リーグ選手会は30日、FAとなった144人を発表し、日本人では鈴木誠也、今永昇太(ともにカブス)、菅野智之(ロッキーズ)が名を連ねた。
現行の労使協定(CBA)は米東部時間12月1日午後11時59分(日本時間2日午後1時59分)に失効する。MLB側が導入を要望しているサラリーキャップ(C)制(年俸上限制)を巡って大リーグ選手会側は真っ向から反発。労使交渉の決裂は必至とみられ、MLB側は契約交渉などを禁じるロックアウト(LO)を実施する見込みだ。
選手会側はストも辞さない構えを打ち出しているものの、サラリーC制の導入は避けられないとの見方が強く、今オフは経営者側の思惑通り、これまでのような大型契約は一握りの選手に限られるとみられている。
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。
「サラリーCが導入されればメッツ、ドジャース、ヤンキースといった年俸総額が高い球団の多くは、大型契約を同意せざるを得ないFA市場での補強に二の足を踏むはずです。ましてや今オフのFA市場は特に野手が不作どころか凶作といわれ、阪神からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐藤輝や、鈴木が目玉になる。年俸総額を抑えたい多くの球団は獲得資金がかかるFAよりもトレードでの補強に動く可能性はあります」


















