隠岐の海と豪栄道5連勝 白鵬の居ぬ間に日本人優勝の好機

公開日: 更新日:

「今場所は日本人力士が凄いじゃないか。やっぱり、白鵬がいないと盛り上がるね」

 こう話すのは、ある親方だ。

 綱とりを狙う大関稀勢の里(30)が初日に負け、報道陣からも「スカスカ場所」と呼ばれた9月場所。しかし、そんなダメ大関に代わって土俵を盛り上げているのが、他の日本人力士たちだ。

 初日から勝ちっぱなしの隠岐の海(31)は、5日目も松鳳山を下して5連勝。際どい相撲に物言いがついたものの、取り直しの一番は万全の相撲で白星を得た。

「快進撃の反響? まだ勝ち越してもいないので。何が起こるか、終わってみなけりゃ分かりませんよ」と、隠岐の海は謙遜するが、初日から4日間で2横綱2大関に土をつけたのは、昭和以降初の快挙。今のところ、優勝候補のひとりであることは間違いない。

 さらに、大関の意地とばかりに隠岐の海と並走しているのが豪栄道(30)。こちらも5日目は宝富士を寄り切り、初日から土つかずだ。

 全勝力士はこの2人のみ。さらに琴奨菊をはじめ、日本人力士5人が1敗で後を追っている。こうなっては、今場所は誰が優勝するか全く読めなくなってきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」