お疲れイ・ボミ 2年ぶりの突然棄権は昨季勝ち過ぎの反動

公開日: 更新日:

 イ・ボミはCATレディス(7月22日)からスタンレーレディス(10月7日)まで8週連続出場のスケジュールを組み、今大会が7試合目。本人にとって8連戦は初めての経験だった。それもイ・ボミが昨年、勝ち過ぎてしまったからだ。

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の規定では、前年優勝者には翌年の試合出場が義務付けられており、加えて2年連続で同じ大会を欠場すると、ペナルティーが科せられる。イ・ボミの場合、この8連戦中3試合が前年優勝大会で、2試合が昨年欠場した大会。残り3試合のうち2試合が国内メジャー大会で1試合がホステス大会。休みたくても休めない状況だったのだ。

 こんな規定があったら、今後も同じようにぶっ倒れる女子プロが出てきても不思議ではない。規定見直しも必要なのか?

 広報担当の鈴木美重子LPGA副会長はこう言う。

「8試合連続出場している選手は他にもたくさんいますし、イ・ボミさんが疲労で棄権したかどうか知りません。(今後規定を見直すか、あるいは対策を考えるかを含めて)私の口からは何とも言えません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」