SB松坂を待つプエルトリコのスラッガーとジカ熱のリスク
右肩痛からの復活を目指す元メジャーリーガーが必死である。
15年に日本球界に復帰しながら度重なる故障で、1試合しか登板していないソフトバンク・松坂大輔(36)。
来季の復活を期す右腕は、全盛期の投球を取り戻すため、球団にプエルトリコのウインターリーグ(WL=10月28日開幕)への参加を直訴。ドミニカ共和国WLへの参戦を希望する五十嵐とともに渡航を認められ、12月にも現地のチームに合流する。
WLは、メジャーのスカウトに売り込もうと目の色を変えてプレーする若手選手が少なくない。マイナーリーガーが実力向上を目指すのはもちろん、調整の一環としてメジャーリーガーも出場する。現役ではゴールドグラブ賞8回のモリーナ(カージナルス)を筆頭にプエルトリコは伝統的に優れた捕手を輩出している。
松坂はレベルの高い捕手相手に復活のきっかけを掴みたいのだろうが、プエルトリコでのプレーにはリスクが伴う。
5球団からなるWLにはメジャーリーガーも参加。各チームとも優勝を目指してしのぎを削っているだけに高レベル。使えないと判断されれば、元メジャーリーガーの松坂であっても登板機会を与えられない可能性はある。