大谷獲得へ あの西海岸チームが大物スカウト動員し大攻勢

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 その瞬間、ネット裏のメジャースカウトたちはハトが豆鉄砲を食らったような表情を浮かべるやら、ため息をつくやら……。

 13日、日本代表のオランダ代表との強化試合の七回だった。この回先頭で代打出場した大谷翔平(22)は内角高め、ボール気味の速球をフルスイング。右翼方向に高々と上がった打球は、なんと、天井の隙間へ吸い込まれたまま落ちてこなかったのだ。大谷は悠然とベースを一周したものの、判定は二塁打に。打球が東京ドームの天井の隙間に吸い込まれて落ちてこなかったのは、02年、巨人松井秀喜が記録(二塁打)して以来の珍事。「史上最大の二塁打」とマスコミを賑わせた当時同様、天井がなければどこまで飛んだか分からない特大の“本塁打”だった。

 前日(12日)は、右中間スタンド上段に特大の一発。連日、規格外のパワーを発揮する大谷に、メジャー球団も騒然となっている。

 去る10日、メキシコ代表として来日したドジャースの主砲、エイドリアン・ゴンザレスは試合前に大谷と談笑。ドジャースグッズを詰め込んだバッグを本人に渡し、2試合ともベンチを温めただけで球場を後にしたが、「大谷と談笑して、プレゼントを渡すのが今回の彼の役割でしたから」と、さるメジャー関係者がこう続ける。

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