W杯最終日後半は“守り”に 松山英樹メジャー制覇への課題

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 評論家の菅野徳雄氏は、「団体戦の経験がなかったり、日の丸を背負った重圧があったのかもしれないが、おっかなビックリのプレーだった」とこう指摘する。

「3番からの3連続を含む4バーディーを前半に奪って、後半はもっと伸ばすかと思った。ところが首位に立ったチームのように守るゴルフをしていた。失うものは何もなく、ガンガン攻めて首位を猛追しなければいけないのに、ショットがピンに絡まないようでは話にならない。とくに松山は直前の4試合で3勝もしているのにパットが打ち切れず、チャンスに入らなかった。外れることを怖がって、フォロースルーで流し込んでやるようなストロークだった。パットのしぶとい選手はテークバックよりフォローが短く、しっかりヒットしている。松山がもっと強い気持ちでゴルフをやっていれば面白い展開になっていたはず。心の弱さなのか、今日みたいなゴルフをやっているようでは、松山もメジャーに勝つのは難しい」

 米ツアーの2016-17年シーズンは始まっており、松山はWGC選手権に勝ってポイントランキング首位に立つ。それで守りに入っているようでは……。

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