米ツアー参戦 畑岡奈紗のルーキーイヤーは課題が山積み

公開日: 更新日:

 どんな世界も1年目は苦労の連続だ。

 米女子ゴルフツアー最終予選会を通算5アンダー、14位タイで突破した17歳の畑岡奈紗。10月の日本女子オープンを史上最年少で制したとはいえ、ルーキーイヤーから米国で結果を残すのは容易じゃない。

 米女子ツアーは今季、33試合で賞金総額は6310万ドル(約72億円)だった。38試合が行われた国内賞金額(35億2000万円)の倍以上。大金を狙って世界から有力選手が集まってくるわけだが、広大な米国だけでなく、バハマ、オーストラリア、フランスやアジアと世界中で試合が開催される。時差もあるし、移動費用も多額だ。昨年、米国下部ツアーに参戦した森田遥は、2000万円の年間経費のうち、500万円をクラウドファンディング(ネットで資金提供を募集)で集めた(実際の募金は約770万円)。

■「1年目は移動とホテル」

 畑岡にはすでにマネジャーがついており、スポンサーからの資金は確保しているようだが、米ツアーの新人は、「1年目は移動とホテルを覚えろ。2年目に馴染みの店をつくれ。そして3年目にコースを覚えろ」とアドバイスされる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘