埋まらないサーブの差…錦織圭は「世界5位」止まりなのか

公開日: 更新日:

 計24本のサービスエースを決めたフェデラーとは対照的に、錦織はサービスゲームでも主導権を握れない。何度もリターンエースを食らったばかりか、逆にコートの中を走り回されるはめに。錦織はサーブの速度でフェデラーより20キロ近く劣り、コースも甘かった。だからサービスゲームでも主導権を握られ、これでもかというくらい走らされてしまう。これでは消耗もするし、体も悲鳴を上げる。

 サーブが強烈なのはフェデラーに限らない。世界のトップクラスの選手はいずれも、サーブの威力もコースも錦織より上だ。錦織は現在、弱点を克服すべくサービスの質を上げる努力をしているというが、それでもトップとの差は当分、埋まりそうもない。

「こういう負け方で(自分に)失望している。フェデラーのプレーは以前と同じように、力強かった。マリー(29・英国=世界ランク1位)も負けたし、(自分にも)チャンスはあった。もったいなかった」

 試合後の錦織はこう言って肩を落とした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する