“4タコ”ベイ筒香の調整遅れ WBC出場2度の岩村氏も心配

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 とはいえ、WBCまで残された実戦の機会は決して多くない。バットを振り回す現状から、ピークを3月に持っていくことはできるのか。

■試合勘を甘く見てはいけない

 懸念のひとつとされているのが、対戦相手の実戦感覚だ。この時期はメジャーリーグもオフシーズン。彼らも条件は同じ……と思ったら大間違い。米国はそうでも、この時期にシーズン真っ盛りの国や地域は珍しくない。06年、09年WBCに出場した岩村明憲氏はこう話す。

「中南米の選手はウインターリーグについ最近まで行っていましたし、オーストラリアは現在もシーズン中です。つまり、それだけ彼らと日本選手には対外試合の感覚に差がある。いくら体を動かせても、ゲーム勘が鈍っていれば、打者なら投手との、投手なら打者との駆け引きが不利になる。確かに戦力だけなら日本はオーストラリアよりも強いでしょう。しかし、試合勘となれば、甘く見てはいけない相手です」

 WBC1次リーグでは現在もシーズン真っ盛りのキューバ、オーストラリアと対戦する日本。思わぬところでつまずかなければいいが……。

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