転戦費用を捻出? 有村智恵「ヤマハ」とクラブ契約の裏側

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「初めてブランドを替える決断をした」

 QTランク17位資格で今季日本女子ツアーに出場する有村智恵(29)だ。

 ヤマハは23日、都内ホテルで新契約プロ発表会を行い、同社クラブを使う大山志保(39)、今平周吾(24)、日本ツアー初参戦のユン・チェヨン(29)と一緒に有村も壇上に並んだ。

「大改革しないと勝てない。ヤマハのクラブの打音にビビッときた。2012年から勝ち星から遠ざかっている。(今季は新クラブで)勝ちにこだわりたい」(有村)

 有村は06年のプロ転向からずっとB社と用具契約をしてきた。その間に13勝を挙げ、09、11、12年に賞金ランク3位にもなった。

 そして高校の先輩でもあり、同じB社契約の宮里藍に「おいでよ」と誘われて13年から米ツアーに挑戦したがスランプに陥り、「勝つまで日本には戻れない」と悲壮感が漂っていた。

 メーカー関係者がこう言う。

「米ツアーで不振続きだった時は、契約金はいらないからクラブを使わせて、とB社に頼んでいたそうです。契約金よりも信頼できるB社のクラブを手放すのが怖かったようです。でも、いつまでもフリーというわけにはいかない。年間のツアー転戦費用は1000万円近くかかるといわれています。クラブ契約で転戦費用を捻出したかったんでしょう」

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