今季も日本席巻か 韓国女子「勝負強さ」の根底にあるもの

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 全美貞(34)と藤崎莉歩(25)が通算7アンダーで首位に並び、6年連続でプレーオフに突入した今大会。

 2012年賞金女王、ツアー通算24勝の全に対して、未勝利の藤崎はプレーオフも初体験だ。

 18番パー4で行われた1ホール目は藤崎が左フェアウエーバンカーからの2打目をグリーン右奥に外し、下りアプローチをピンそば1.5メートルにつけたところまでは大健闘だった。その直後、ピン左奥から右に大きく曲がる下り7メートルのバーディーパットを全が放り込んであっさり決着がついた。

 これで全は史上4人目の生涯獲得賞金10億円を突破。今季ツアーは開幕戦に続き韓国選手の連勝になり、賞金ランクでもトップ10に6選手がいる。この6人だけですでに6721万7333円も稼いでいるのだ。ここ3年は韓国選手が賞金女王タイトルを手にしており、10年からの7シーズンでは6度と韓国勢が圧倒的な強さを見せている。

 韓国事情に詳しいジャーナリストの太刀川正樹氏が、「開幕戦でアン・ソンジュが勝てば、他の韓国人は強烈なライバル意識が目覚めて絶対に負けたくないと戦う。それが韓国選手の強さ」とこう続ける。

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