今季も日本席巻か 韓国女子「勝負強さ」の根底にあるもの

公開日: 更新日:

「儒教の国ですから、試合会場で韓国人同士が顔を合わせれば先輩、後輩の上下関係は大事にします。でも、いざコースに出たら手を抜かずとことんやっつける。弾劾裁判で失職した朴槿恵大統領を徹底的に叩くのと同じメンタリティーなのです。サバイバル本能が日本人選手より高いのは確かです。それに人気日本選手はオフになればバラエティー番組に出演しますが、韓国選手はない。家族サービスで休むのは1、2週間ぐらいで、クリスマスを過ぎたら東南アジアやアメリカで開幕に向けてトレーニングに励む。韓国選手にとってゴルフは生きるか死ぬかの真剣勝負なのです」

 韓国選手が大挙して日本ツアーにやってくるのは、賞金が高い、練習環境がいい、ギャラリーのマナーがいいという理由からだ。

「韓国では慰安婦問題、過去の植民地政策、ヘイトスピーチなど日本に対して嫌悪感がある。そんな日本で韓国選手が大金を稼いで、母国の権威を高めていると選手を高く評価している。国を背負って戦っているのも強さにつながっている」(前出の太刀川氏)

 賞金を稼ぐプロでありながら、友達感覚で仲良くツアーを転戦している日本選手など韓国選手は眼中にないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない