決勝T進出で評価一変 小久保監督はWBC優勝でも続投なしか

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■「なり手がいなくなる」

 本番前、代表内ではこんな声があった。

「今回、メジャーリーガーの参加は青木だけ。目玉になるはずの大谷も故障で辞退した。戦力は苦しいし、『プレミア12』を振りかえっても、継投失敗で3位に終わった小久保監督の采配も不安。(決勝トーナメントの)アメリカに行ければ御の字だよ」

 小久保監督に不安を抱いていたのは、ファンも同様だったのではないか。

 12球団では指導者経験のない指揮官は、プレミア12の敗退で激しい批判を浴びた。本番前の練習試合は2勝3敗と不調に終わり、1次ラウンドが開幕しても、スポーツ紙には小久保監督に対する厳しい意見も散見された。

 そんな記事を見た大会関係者は「小久保監督は批判の声や記事に対して声を発することはないが、こんな冷たい環境では、今後代表監督のなり手はいなくなる」とこぼすこともあった。

 球界では早くも「次」に向けての動きも活発化している。先日、日刊スポーツは「侍ジャパン」の次期監督選びの第1回会合が「4月にも開かれる見通し」と報じた。

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