制球力は黒田並み G菅野智之に「7年100億円」の評価

公開日: 更新日:

「日本では大谷翔平日本ハム)に次ぐレベルの先発投手であることは間違いない」

 ア・リーグ球団のスカウト幹部がこう言った。鋭い視線の先には侍ジャパンのエース菅野智之(27・巨人)がいた。8日のオーストラリア戦でのことだ。そのスカウト幹部が言う。

「ただし課題はある。まず、スプリット、チェンジアップというタテに落ちて打者のタイミングを外す球の精度を上げること。右打者の内角を攻めるワンシームもまだまだ向上の余地がある。現在、メジャーでプレーしている日本人の先発投手はダルビッシュ(レンジャーズ)、田中(ヤンキース)、岩隈(マリナーズ)、前田(ドジャース)の4人。彼らはスプリット、チェンジアップのどちらかを武器にしている。菅野はスライダーに自信を持っているようだが、それに頼りすぎると、打者はストレートとスライダーのどちらかに球種を絞ればよくなる。それではメジャーでは通用しない。さらなる成長を期待したい」

 別のメジャースカウトは、前出のスカウトと同様の課題を指摘した上で、「黒田博樹と同じくらいの活躍ができるポテンシャルは秘めている」と、こう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは