松山の機嫌取り 中嶋常幸のマスターズ“醜解説”にゲンナリ

公開日: 更新日:

 S・ガルシアの優勝で幕を閉じた今年のマスターズ。パット下手の松山英樹は3日目に優勝争いから脱落したが、中嶋常幸(62)のテレビ解説もひどかった。

 還暦を過ぎていながら「ティーをめちゃくちゃ低くして打つこともあります」と、若者に媚びるような言葉を使い、ガルシアが8番(パー5)でグリーン右手前からのアプローチでウッドを使って2メートルオーバーすると、「ウッドは選択ミス」とバッサリ。それをラウンドリポーターの芹沢信雄プロにまで同意を求めたのには呆れた。

 16年1月からアンカーリング打法が禁止されて、ロングパターから普通の長さのパターに替えた13年覇者のA・スコットの選択にも疑問を呈していた。そのスコットは昨年もツアーで2勝している。

 中嶋はある年のマスターズ解説で、13番(パー5)でピン左サイドの狭いエリアに乗せた一打に対し、「あれは狙ったのではない」というようなコメントをした。世界のトップが集うマスターズでは、セオリーとは異なるコース攻略やリスクを承知の上でバーディーやイーグルを狙うこともある。ましてや今のプロは想像をはるかに超える飛距離が出る。2打目からのクラブも中嶋の全盛時代とは大きく異なる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗