渡邉彩香も犠牲者? 有望若手の“突然不振”に外野の雑音

公開日: 更新日:

【アクサレディス 初日】

 3年前の今大会でツアー初優勝を遂げた渡邉彩香(23)が初日、5アンダーでホールアウト。首位に並んだ。

 圧倒的な飛距離を武器に4ホールあるパー5で、1イーグル、3バーディーと、相性のいいコースで爆発した。

 渡邉はルーキーイヤーの13年に初賞金シードを決めると、14年1勝、15年2勝と勝ち星を重ねていった。12年のプロ転向から着実に成長して、ツアーを代表する有力選手になった。

 ところが、公式戦優勝とリオ五輪出場を目標に掲げた昨季は未勝利と、不本意なシーズンだった。

「渡邉のような花形プレーヤーになると、大会前に行われるプロアマ戦の目玉選手になります。同組は地元名士、企業トップ、各界ビッグネームと回る。ただ、例えば経済界重鎮と若手プロが一緒だとさすがに会話が弾まないから、そこに樋口久子相談役が入ることがある。すると樋口さんが若手にいろいろ指導しちゃうんです。フェードでボールを飛ばす渡邉には、『あなた、左を向いているわよ』とチェック。若手も樋口さんから言われたらいつまでも頭に残り焦りますよね。渡邉は不振ではありませんが、外野から口を出されて調子を落とす選手は少なくありません」(ツアー記者)

 またキャディーが選手をレッスンしたりと、知名度が上がると変なやからが近寄ってくるというのが女子ツアーの世界なのだ。そんな“雑音”を聞き流す能力も、調子を崩さないためには必要なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」