OB投手が問題点指摘…G守護神カミネロはもう“失格”寸前

公開日: 更新日:

 巨人広島に屈辱の3タテを食らい、4連敗を喫した。

 昨13日、巨人は初回の4失点をはね返し、5-4で九回へ。逆転勝ちで広島に待ったをかけるはずが、ここで登場した新守護神のカミネロ(29)が誤算だった。

 代打・松山に初球の直球を右翼席に運ばれ、瞬く間に同点。続く田中に四球を与えると、菊池の犠打をファンブルした揚げ句に蹴っ飛ばし、ボールはファウルグラウンドを転々とした。無死二、三塁となって丸と安部に適時打を浴び、一挙6失点の大炎上で試合をブチ壊した。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)は「フィールディングが課題なのは一目瞭然だが、もっと苦しいのは、変化球で思ったようにストライクが取れていないこと。いくら直球が150キロを超えるといっても、的を絞られれば、この日の松山のようにスタンドへ運ばれてしまう。分かっていても空振りが取れるほどの直球ではありませんから」と問題点を指摘する。

 これまで4セーブを挙げていたが、全て2点差以上の試合。1点差での登板は初だった。他球団のスコアラーは「やっぱりな、という感じ。昔、巨人の抑えだったクルーンがバタバタしているのを思い出しました。クイックは首脳陣に言われているのか、意識して速さを使い分けているけど、その分、打者への意識が散漫になる傾向がある。フィールディングは、この日のバント処理で狙い目だと露呈した。これからは小技や足を絡めて攻めることになるでしょう」と言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

  2. 2
    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

  3. 3
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

  1. 6
    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7
    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

  3. 8
    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

  4. 9
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  5. 10
    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮

    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮