侍Jで株上昇も巨人では…小林“低評価”3つの理由をOB指摘

公開日: 更新日:

■「打てる捕手なんてそうはいない」

 実際、チーム防御率2.72はリーグトップ。全試合でスタメンマスクをかぶるリード面の貢献度や球界一の強肩が評価されてしかるべきなのに、「捕手」というポジションの特殊性を熟知しているバッテリーコーチでさえ、「打っていないのに……」と口走る。「理由は3つあります」と高橋氏が続ける。

「まずは前任者の阿部慎之助の存在。長い間、正捕手を務めながら、三冠王を狙うような球界を代表する強打者だったことで、どうしたって比較される。2つ目は打ち勝つ野球を目指した長嶋監督時代に阿部が入団し、打線の中で捕手も例外ではないという考えが巨人に定着したこと。3つ目は最近の貧打の影響。捕手は守ってくれればいいという余裕が今のベンチやチームにないのでしょう。あとは犠打や走塁などで度々ポカが見られるのも評価されない一因かもしれません。ただ、古くは野村監督、古田……。打てる捕手なんてそうはいませんよ」

 この日は1-1で迎えた四回1死二塁から左前へ一時は勝ち越しとなる適時打を放って、今季初打点を挙げたが、八回の最終打席には代打を送られた。連敗となった巨人は貯金1の3位で4月を終えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

  2. 2
    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

  3. 3
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

  1. 6
    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7
    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

  3. 8
    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

  4. 9
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  5. 10
    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮

    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮