サヨナラ満塁弾に大興奮 ヤクルト荒木貴裕の意外な評価

公開日: 更新日:

 打った瞬間、右手を突き上げた。14日の中日戦。九回に劇的なサヨナラ満塁弾を放ったヤクルトの荒木貴裕(29)は、「まさか……。体が震える。喜びが湧き上がってくる」と試合後も興奮が冷めやらなかった。

 山梨・帝京三から近大を経て、09年ドラフト3位で入団した8年目の内野手は、入団1年目に当時のチームリーダーで名遊撃手の宮本慎也(現野球評論家)から、自らのグラブをプレゼントされた。他球団からトレードの相手として指名されたこともある。周囲から能力を高く買われながら、「ユーティリティープレーヤー」という名の“便利屋”に甘んじているが、それもセンスと安定感があってこそだろう。

 ヤクルトでは先月2日のDeNA戦でも、鵜久森が代打サヨナラ満塁本塁打を放っている。1シーズン2本目はリーグ初の快挙。これで、チームが乗っていかなければウソだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾