サヨナラ満塁弾に大興奮 ヤクルト荒木貴裕の意外な評価

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 打った瞬間、右手を突き上げた。14日の中日戦。九回に劇的なサヨナラ満塁弾を放ったヤクルトの荒木貴裕(29)は、「まさか……。体が震える。喜びが湧き上がってくる」と試合後も興奮が冷めやらなかった。

 山梨・帝京三から近大を経て、09年ドラフト3位で入団した8年目の内野手は、入団1年目に当時のチームリーダーで名遊撃手の宮本慎也(現野球評論家)から、自らのグラブをプレゼントされた。他球団からトレードの相手として指名されたこともある。周囲から能力を高く買われながら、「ユーティリティープレーヤー」という名の“便利屋”に甘んじているが、それもセンスと安定感があってこそだろう。

 ヤクルトでは先月2日のDeNA戦でも、鵜久森が代打サヨナラ満塁本塁打を放っている。1シーズン2本目はリーグ初の快挙。これで、チームが乗っていかなければウソだろう。

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