ヤクルトは移籍選手の“再生工場” 選手とコーチが秘訣証言

公開日: 更新日:

 ヤクルトは移籍選手が不思議と生き返る。

 代表格は坂口(32)だ。一昨年にオリックスを自由契約となり、ヤクルト移籍初年度から中堅のレギュラーに定着。日本ハムから加入した鵜久森(30)も今季は代打サヨナラ満塁本塁打を放つなど存在感を発揮。昨季途中、オリックスからトレードでやってきた近藤(33)は中継ぎとして10試合に登板し、防御率0.00。昨オフ、ロッテを自由契約となった大松(34)は今や左の代打の切り札として欠かせない存在だ。

 ヤクルトは野村監督時代、元広島の小早川ら移籍選手が活躍し、「野村再生工場」といわれた。巨人阪神のようにFA補強で大金をかけることが難しく、“クビ選手”を戦力として頼りにせざるを得ない部分はあるにせよ、彼らを生かすすべを持っていることは見逃せない。

 鵜久森は日本ハム時代、長距離砲として期待されていたが、ヤクルトの首脳陣には中堅から逆方向に強い打球を打てる点を評価された。長打にこだわらず、広角に打ち分ける確実性を追い求めたことが奏功した。

 中継ぎで活路を見いだした近藤はこう話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ