鳥谷頭部直撃で今季5度 危険球急増を高橋善正氏どう見た

公開日: 更新日:

「私が現役時代(昭和42~52年)の頃は、ゼロとは言わないまでも、頭部への死球はほとんどなかった。投手の制球が今より良かったこともあるが、首から上には投げるなということが12球団の暗黙の了解になっていたこともある。それと、今年の投手は全体的に内角攻めが目立つ。外角主体の配球でも、内角球を使わなければ踏み込まれるわけだが、今年は例年以上にボールがよく飛ぶという声が少なくない。例年以上に内角を突かないと抑えられないという意識が見ていて感じられる。内角への制球ミスが大きな要因だろう。カウントを追い込み、捕手が高めのボール球を要求した際、抑えが利かずに顔面付近に投げて打者がのけぞって避けるシーンもよく目にする。いずれにしても頭部付近に投げてしまうのは投手の制球が悪いことが一番の理由です」

 ヘルメットをかぶっていても150キロ以上の球を頭に受ければ選手生命にかかわる。「制球が悪い」だけではすまされない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性