「川相3軍監督を1軍に」11連敗の巨人へOB広岡氏が打開策

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 一方で、補強に頼るばかりでドラフトで獲得した選手をどう育成してチームを強くするかということをやっていない。楽をしてチームを強くしようとしても、獲得した選手が働かなければこうなるのです。

 たとえば(08年ドラフト1位)大田泰示が昨オフ、トレードで日本ハムに移籍し、芽が出始めました。彼は背丈(188センチ)があって肩も強い。これはいい選手になると思ったものですが、巨人は育てきることができませんでした。

 指導者に問題があると言うしかありません。「こうやって足を上げて打て」などと理屈ばかりを言う。「やらせてます」と言うかもしれませんが、頭でわかっているというレベルでは本当に理解しているうちには入らない。練習を重ね、無意識に体が動くというレベルまで到達して初めてプロと言えるのです。

■村田HCに電話し「もっと言え」

 ヤクルト監督時代(76~79年)、当時の松園オーナーから「縁があって取ったドラフトの選手を一人前にしてくれ」と言われました。優勝するまで代行監督時代を含めて3年かかりましたが、選手それぞれ成長が早いか遅いかという違いはあれど、正しいことをやったらうまくなる、人は育つと信じています。

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