いきなり大仕事 SB新外国人ジェンセンは大砲か扇風機か

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 ソフトバンクの新助っ人、ジェンセン(29)がドデカい仕事をやってのけた。

 1点ビハインドの五回、2死走者なしの場面で、推定飛距離140メートルの特大同点ソロを左翼スタンドにぶち込んだ。オフに年俸70万ドル(約7700万円)で入団。この日が来日初昇格だった。1打席目は三振に倒れており、来日初ヒットがホームランとなった。

 お立ち台では、「凄く興奮してます。興奮しすぎて、今は声援が聞こえません」と笑顔を見せた。もっとも、他球団のスコアラーは「当たれば飛ぶが……」とこう話す。

「1打席目は低めのボールで3球三振ですからね。現状では『パワー任せに振り回すだけ』の打者にしか見えない。もともと米国でも三振が多い選手。昨季は3Aで133試合に出場。30本塁打を打ったが、498打席で169三振です。低めを中心に攻めれば、さほど怖い打者とは思いません」

 二軍ではウエスタン・リーグ2位の10本塁打、同3位の31打点と活躍するも、三振も同2位の45個。一軍昇格は、去る3日に頚椎捻挫で登録抹消された内川の代役だ。内川は幸いにも軽症だったため一軍に帯同。首脳陣は最短10日での復帰をもくろんでいるという。

 ジェンセンが活躍すればよし。ダメなら内川と入れ替わりだが、一軍を経験しているといないとでは二軍での取り組み方にも差が出るというもの。金満ソフトバンクならではということか。

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