攻守に活躍 金本監督期待の中谷は阪神優勝のキーパーソン

公開日: 更新日:

 阪神中谷将大(24)は8日のオリックス戦でベンチを2度沸かせた。

 まずは1―1で迎えた五回の1死三塁の場面、オリックス先発のディクソンが投じた外角低めのカーブを中前へ運んだ。六回の守りでは、先頭の中島が打った右翼線への飛球をフェンスにぶつかりながら好捕。このビッグプレーで六回を1失点で抑えたことが勝利につながり、阪神は交流戦3カード連続で勝ち越しを果たした。

「(五回の勝ち越し適時打は)チャンスだったので(走者を)かえすという強い気持ちで打席に入った。前に飛ばせばどうにかなると思った。(六回の守りは)正直、フェンスが近くて怖かったが、捕れてよかったです」

 こう言った中谷について、ある阪神OBは次のように語る。

「右の若い大砲を好む金本監督は、中谷を外野と一塁でスタメン起用することが多い。安定性は欠くものの、彼の長打力を買っている。だが、接戦になればこの日のように野手の間を抜くバッティングでいい。五回の勝ち越し打は見逃せば完全なボール球。あのような技ありの打撃ができれば打率(.224)も上がってくる」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    サントリーHD会長を辞任!新浪剛史氏の意外な私生活、趣味は「極妻」鑑賞と…違法薬物めぐり家宅捜索

  4. 4

    佐々木朗希に浮上「9月にもシャットダウン」…ワールドS連覇へ一丸のドジャースで蚊帳の外

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に深刻な疲労蓄積…安打も本塁打も激減、「明らかにスイング鈍化」との指摘も

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    サントリーHD新浪会長宅ガサ入れはすでに噂されていた? 報道より1週間先行していたX投稿に注目集まる

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  4. 9

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  5. 10

    開示された3回目の「森友文書」で発覚! 財務省「黒塗り」の“お寒い”内情