逆転弾で3連勝 広島・鈴木は「五輪金」がモチベーション

公開日: 更新日:

 広島鈴木誠也(22)がこれぞ4番の仕事を見せた。2日の中日戦。1点を追う八回1死一、三塁から、左翼席へ弾丸ライナーで逆転3ランを叩き込んだ。

 前日は4タコ。この日も3打席目まで無安打だった。この時点で打率は3割ジャスト。「それまでの打席がふがいなさすぎた。大きな声援をいただいて、ここは絶対打ちたいと打席に入りました」と結果で応え、4月上旬から4番に抜擢する緒方監督も「カープの4番が試合を決める大きな本塁打を放ってくれた。頼もしく、成長を感じる」と目を細めた。チームは今季26度目の逆転勝利で貯金を21とした。

■「次こそはバリバリで出ないと」

 自他共に認める「負けず嫌い」。侍ジャパン野手最年少で臨んだ3月のWBCは悔しさしかなかったという。グラウンドではなく、ベンチで準決勝敗退を見つめた。帰国後、鈴木はこう誓っていた。

「今回は、ただの補欠。代表だから試合に出られなくてもしょうがない、ではダメなんです。やっぱり試合に出ないと楽しくないし、次こそはバリバリで出ないといけない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動