マー君&ダル 日本人エース2人が前半戦黒星でともに8敗目

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 日本人先発右腕が揃って前半戦最後のマウンドで白星を手にできなかった。ともに8敗目を喫したヤンキース田中将大(28)、レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)のことだ。

 田中はブルワーズ戦に登板し、4回3分の1を2本塁打含む6安打5失点、5奪三振2四死球だった。ナ・リーグ中地区首位に立つ好調なブルワーズ打線に初回からつかまる。連打で1死一、三塁とされ、4番ショウに甘く入った変化球を右翼スタンドに叩き込まれ3点の先制を許す。この日の田中は変化球の精度を欠き、続く二回には7番ボグトにツーシームを捉えられて一発を浴びた。五回、1死後に連打を浴びたところで、ジラルディ監督は限界と判断したのだろう。わずか83球でKOである。

 試合後の田中は「球自体も走っていなかったし、制球もばらつきがあった。(本塁打は)自分の狙ったところに2球とも全然投げられていない」と自身への苛立ちを隠さなかった。5月から6月にかけて6連敗を喫しただけに「良くなかった期間が長かったので、すごく苦しい前半戦だった」と振り返った。

 一方のダルは同地区のライバルであるエンゼルスに登板し、7回3分の1を3安打2失点、6奪三振と好投しながら、こちらは7勝目を逃した。

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