独4季目に自信満々 ケルン大迫勇也が秘めた野心を語った

公開日: 更新日:

 そのケルンだが、コロンビア人FWのコルドバがマインツから加入。

 移籍が取り沙汰された昨季25得点のFWモデストも残留の可能性があり、より一層、前線のポジション争いは激化しそうだ。

「普通にやれば大丈夫だと思います」と大迫は自信をのぞかせるが、チーム内で絶対的な地位を勝ち得るべく、ゴール量産を虎視眈々と狙う。

「ムダでもいいから、ゴール前に入っていく回数を増やすことを意識したい。(シュートの)精度や質、本数のすべてを高め、2ケタ以上の数字を達成したいですね。2カ月後には日本代表の試合もあるけど、まずは(ドイツ1部)ブンデスリーガです。チームで点を取って活躍すれば、代表もついてくる。(ホームの)オーストラリア戦はもちろん、勝ってサポーターの皆さんと喜べれば一番です。そのためにも個人として少しでもレベルアップできればいいと思っています」

 日本屈指の点取り屋は、秘めた野心を強く押し出した。

 オフの間に古巣・鹿島を訪問。

 MF小笠原満男や14年末に現役を引退したDF中田浩二の両先輩と食事し、刺激を得た。

 J1で優勝争いを繰り広げる鹿島を上回る勢いと実績を今季、ドイツで見せられるのか?

 大迫にとって勝負のシーズンが幕を開ける。

(取材/元川悦子・サッカージャーナリスト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし