ヤンキースがつなぎ留めたい“本塁打王”ジャッジのお値段

公開日: 更新日:

 11日(日本時間12日)のオールスターはヤンキースの長距離砲アーロン・ジャッジ(25)が並み居るスター選手を抑えて話題を独占した。

 本番では不発ながら、前日の本塁打競争では出場選手最長の156メートル弾を含む計47発を放って優勝。ケタ違いのパワーを披露した。

■スポンサーは超一流扱い

 前半戦だけで30本を放ち、新人王と本塁打王のダブル受賞が有力視されるジャッジには早くもスポンサー企業が注目。米スポーツ用品メーカーが超大型契約を交わす方針だ。

 実質1年目のジャッジの今季年俸はメジャー最低保障の53万5000ドル(約6060万円)。早ければ19年終了後に年俸調停の権利を得るものの、来季以降も本塁打を量産するようなら調停の権利を手にする以前の大型契約も望める。メジャーでは実力が認められれば、若い選手でも長期の大型契約を交わすケースは少なくない。戦力としてはもちろん、球団の顔として集客などビジネス面でも期待できる。何より他球団への流出を食い止めるためだ。

 ジャッジはヤンキース生え抜きのスター候補生で、すでに30本塁打を放ち、あのジョー・ディマジオが36年にマークした球団の新人最多本塁打記録(29本)を更新。87年にマーク・マグワイアが放った33本の新人記録を塗り替えるのも時間の問題だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾