もう稽古再開 焦る稀勢の里を待つ怪我の連鎖と「引退」
そうまでして力士寿命を縮めたいのか。
7月31日から稽古を再開した横綱稀勢の里(31)。田子ノ浦部屋で報道陣を閉め出し、四股など軽い稽古で汗を流しているという。
稀勢の里は新横綱として迎えた3月場所こそ賜杯を抱いたものの、5、7月は2場所連続途中休場。金星を計4個も配給し、休場届を提出した。さらに7月場所では「左足関節靱帯損傷で全治3週間」と新たなケガも増えた。
昇進後は大した成績を残せず、休場ばかり。稀勢の里が焦るのも理解できるが、早くも稽古再開となれば、よぎるのは3場所連続途中休場の可能性だ。
ある相撲記者は「先場所前もそうだった」と、こう続ける。
「本格的な稽古を再開する前に、非公開で始動。先場所とまったく同じ流れです。今回の夏巡業も途中から参加する意向だというし、おそらく9月場所も『今度こそは』とばかりに強行出場するでしょうね。出場する意思があるからこそ、『こんな状態の稽古を人に見せられない』と非公開にしている。9月場所を休場する気ならば『段階を踏んで徐々に……』と割り切れるので、何も人目をはばかる必要がない」