8年前からメジャー夢 ロッテ涌井に手を挙げる球団あるか

公開日: 更新日:

 2日の日本ハム戦で11年5月以来となる完封勝利を挙げたのも、大谷を追いかけるネット裏のメジャースカウトへのアピールだったともっぱら。ならば今オフ、涌井がメジャー挑戦を表明した時、手を挙げる球団はあるのか。

 スポーツライターの友成那智氏がいう。

「抜群の制球力を有するわけではないし、160キロ近い直球や看板になる変化球もない。15%以上なら武器になるといわれる空振り率を見ても、10%を超える球種は皆無。得意といわれるスライダーの今季被打率も左打者の・232に対し右打者は・280と右の方が悪い点も気になる。今のところ米スカウトが注目している選手としては名前は挙がっていませんが、日本の投手は総じて評価が高い。立ち上がりがあまりよくないので救援では使いづらいものの、フライボールピッチャーですから、球場の広いジャイアンツやパドレス、先発がコマ不足のマリナーズあたりが、先発の5番手として興味を示すかもしれません。契約条件は1年150万ドル(約1億6300万円)ぐらいではないか」

 カネの事だけ考えたら国内で投げている方が賢明か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解