7月にヤクルト監督退任を決意 大型連敗で信念を貫けず
一方で、今季はどんなに負けが込んでも、最後まで監督を全うする覚悟でした。選手には「最後まで諦めるな」と言い続けてきました。その監督が途中で投げ出すわけにはいかないと考えていたからです。退任を発表した後のミーティングで、選手やコーチ、スタッフには「ファンは応援してくれている。いくら借金があっても、一つでも多く勝とう」と声をかけました。
チームは45勝96敗2分けと非常に厳しい結果に終わりました。私自身の決断の分岐点となった7月の小川泰弘の抑え起用について触れたいと思います。
(つづく)