7月にヤクルト監督退任を決意 大型連敗で信念を貫けず

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 10秒ほど言葉が出てこなかった。今季限りで退団するヤクルト真中満監督(46)が3日、今季最終戦を終えて退任挨拶。2015年の優勝シーンなど3年間の監督生活を振り返る映像がオーロラビジョンに流れると、込み上げるものを抑えきれなかった。「最後までふがいないシーズンでしたが、大きな声援ありがとうございます。チームはこのままではいけません。今年の悔しさをバネに選手には頑張ってほしい」。最後はナインから胴上げされ、神宮を去った。

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 就任1年目の15年に14年ぶりのリーグ優勝を果たすも、3年目の今季は球団記録を更新する96敗を喫し、最下位に低迷した。ヤクルト一筋25年でユニホームを脱ぐ真中監督が紆余曲折の3年間を振り返る。

「こういう状態になったのは私の責任です。今年で辞めさせてください」

 衣笠球団社長に今季限りで監督を辞任する意思を伝えたのは、後半戦がスタートした直後でした。

 交流戦期間中に10連敗。7月1日からオールスター休みまでの12日間、引き分けを1つ挟んで再び10連敗という状況が続き、連敗は14まで伸びました。大型連敗を繰り返し、チームが低迷したことで決意をしました。

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