7月にヤクルト監督退任を決意 大型連敗で信念を貫けず

公開日: 更新日:

 連敗中、「やまない雨はないですよ」と声をかけてくれる人もいました。勝負を諦めたことはありませんし、常に最善を尽くしてきましたが、今年に限っては「たとえやんでも、また雨が降るのではないか」と考えたこともあります。

 14年ぶりにリーグ優勝を果たした2年前も、5月に9連敗を喫しています。ただそのときは、負け続ける中でも改善すべきポイントを修正し、うまく形になれば、取り戻せるというイメージがあったのです。

■ユニホームを脱ぐ決意に至った理由とは

 私は「できない理由を探すな」という言葉を座右の銘にしています。14年オフに一軍監督のお話をいただいたとき、できない理由はない、と迷うことなく引き受けました。就任当初から選手には、「自己限定をするな。自分に限界を設定するな」と伝えてきました。

 しかし、今年は序盤からチームの修正ポイントが多く、手詰まりを感じていました。

 打線がつながらないばかりか、投手陣も安定を欠く状態が続きました。どのようにして上位に食い込むか、というプランまで考えづらかったというのが正直なところです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒