西武には“悪しき前例”が 雄星の来オフ入札ご破算の可能性

公開日: 更新日:

 炭谷は全盛期を過ぎたとはいえ、貴重なベテラン捕手。盗塁阻止率もリーグ2位の・327で、リードにも定評がある。今季は104試合に出場も、来季以降は高卒4年目の森を高く評価している辻監督によって、2番手以降に追いやられることは間違いない。となれば、FA移籍は避けられないだろう。

 野上は今季11勝10敗、防御率3.63。安定感には欠けるが、年俸5000万円という価格は先発が手薄な球団にとっては魅力だ。

 これに来オフ、菊池までいなくなれば、もはやチームは戦うどころではない。

西武は松坂(現ソフトバンク)、中島(現オリックス)の時も、ポスティングの時期を巡って球団と本人が対立した過去がある。選手が『認めると言った』と主張すれば、球団は『いや、言ってない』と反論。しょせん、口約束なので混迷を極めた」(球団OB)

 来季、牧田らFA組の穴を埋めることができなければ、菊池のポスティングもどうなるかわかったもんじゃない。

 菊池が海外FA権を取得するのは、順調なら20年シーズン中と3年も先。若手の台頭を祈るしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴