3戦連続で完璧救援 ドジャース前田「PS絶好調」の理由

公開日: 更新日:

 今や勝利の方程式に欠かせない存在になってきた。

 ポストシーズンは本職の先発ではなくリリーフで起用されているドジャース前田健太(29)。地区シリーズ、リーグ優勝決定戦とここまで3試合(計3イニング)を投げ、無安打無失点、4奪三振。9日のダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦ではダルビッシュ有(31)との日本人リレーも実現し、中継ぎながら2勝をマークしている。

 レギュラーシーズンでの対右打者への被打率は2割1分4厘と相性抜群だった。ポストシーズンでは「右打者キラー」としての期待に応える働きぶりだ。

 前田の好調の要因は持ち前の制球力に加え、先発時よりも球威が増していることが挙げられる。米野球データ専門サイト「ファングラフス」によれば、今季、前田の先発時の最速は91.8マイル(約147.9キロ)に対し、リリーフ登板時は93マイル(約149.7キロ)と2キロ近くも増しているのだ。

■スピードガン以上に速く感じる

 それでも、メジャーでは160キロ近い速球を投げる投手も少なくない。ハニーカット投手コーチは前田が最速150キロにも満たないストレートでも抑えられる秘訣をこう話している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった